「74歳の若手」の話。
- さかえ だいご

- 9月24日
- 読了時間: 2分

「住んでいる集落は、ほとんどの人が80代だ。
まだまだ元気、とはいえ自治会の運営なども年々できることが少なくなっている実感がある。
そんな中で、さかえるとほぼ同じ時期に集落に移住した現在74歳の「若手」の方が大活躍されている。
民生委員という地域住民の見守り&底支えをする役割があり当然その後継が見つからずにもう数年「困ったね」という話になっていたのだが、先日の自治会の集まりでその「若手」の方が引き受けてくださることになったとの発表があり、本当に感動した。
ちなみにその方は島出身でもなく、60代後半で移住された方である。昔から住んでいたわけではないので自治会の役員も引き受けて、それに加えて...だ。
その方も色々自分で楽しみたいこともあるだろう、そして余暇を満喫したくもあるだろう。
聞けば「仕方なく」とはおっしゃるし、お顔を見ると「やれやれ」という感じを出してはいるけれどどうも精悍で覇気がある。
格好いいなあ、素敵な生き様だなと思った。
住んでいる島には、素敵なじいさまばあさまもたくさんいるし、新しく事業をはじめる若手もいれば、こういう「若手」もいる。
だから魅力的な場所になってるんだろうな、としみじみ感じたできごとでした。
人生100年時代にもかかわらず、どうやら40代になればもうキャリアの終わりが見え、50代になったらリタイヤ...くらいに思ってる人が多いらしい。
でも、50代までなんて人生の前半戦に過ぎないわけだし、やっぱり100歳以降も見据えて、後半戦をいかに楽しむか、充実させるか、70代だろうが80代だろうがまだまだ新しいことを学び、挑戦し、役を引き受けるそんな生き方を目指していきたいと改めて。







